2012年8月14日火曜日

第三回 ふくしま避難者の集いin 早稲田

昨日は早稲田大学にて三回目の避難者の集い。

前回から更に参加者が増え(避難者側も運営側も)だいぶにぎやかになってきています。

後ろからしばらく様子をうかがっていると、毎回参加して頂いてる女性の方が、地元で顔見知りの方と偶然の再開をしている場面がありました。
回を重ねるごとにこういう再開が少しずつ増えていくのかもしれません。

今回は今までと違って賠償問題に関する話題が色濃く出ていたような印象を個人的には持っています。
この問題については当然当初から一番肝心な部分ではありますが、今回は今までより濃くなったような感覚がありました。

開始前に大学周辺から会場まで付き添いで案内した方は、いわき市平から自主的に避難してきた方でしたが、「地元の有力者と繋がりがないと全然支援や補償を受けれない。」と深刻な様子。
いわきは共産党が強いためここの繋がりがないとそれこそ全く孤立状態になってしまう現状があるようです。


前回同様に設けられた東京弁護士会のブースも、前回以上に相談をされている方が多く、段々本格的になりつつあると、この集いの意義を再認識しました。


外の案内から会場へ戻る際に最後にお連れした若いお母さん二人組は、前回も参加されていたのを覚えていたのですが、南相馬市原町区から川崎の高津区に避難されているらしく、高津区の支援状況などの話しを少し伺えました。
他の方も誘って頂いてくれているようでしたが、周りは中々のってこないようです。
立地的なネックは一番大きい。
神奈川エリアで集いをできないかなとまた思案し始めました。
現状の体制だと早稲田でやるのが施設的な面でベストなのですが、やはり・・・

今回は東雲住宅で行ったキッズワークショップで一緒だったSCSKの担当者の方が説明にいらっしゃり、久しぶりに思わぬ再開をしたのですが、また是非CAMPを避難中の子供むけにしたいですねぇという話しに。
最近こういう部分で動けていませんが、また掘り起こしてみます。

震災から一年経過してからの開催、二ヶ月に一回の目安で計三回。
ゆるいペースですが、それでも段々と人が集まってくるということはまだまだネットワークを求めている方々が多いということなのでしょう。
今回の参加者には立川や川崎などから足を運んで頂いた方もいらっしゃり、意外と遠いとこからの参加者がいることがわかりました。
生活コミュニティを越えた部分での繋がりとしての役割もあるのかなと思った次第です。

第四回は10月に予定。
次回はどのように発展していくのか楽しみです。