2015年4月30日木曜日

NPO花見山を守る会

福島ゲストの最後はNPO花見山を守る会の高橋代表。
もともとは名前の通り、花見山の環境整備が活動のメインだったが、震災前日に足湯用の水タンクを購入していた事を機に震災支援の活動が始まる。
被災者の雇用も絡めて花見山の活動を広げてたり、除染事業も請負い雇用の間口は広い。
「支援もずっと同じ活動ではだめだよ、ニーズに合わせてどんどん変えていかないと」
というのは複数の事業をこなす社長ならではの深い言葉。
過去に2度ほどお話頂いていたが、今回は新たな事実も判明。
やっぱり色々問題はある。
今年はスタッフにも余裕があるようで守る会は昨年より落ち着いた雰囲気があり、少し安心している。
— 場所: 公式スポット 福島県 奥飯坂 穴原温泉/かむろみの郷 吉川屋

原発事故がもたらした経営問題

3人目は福島市の"こどものいえ そらまめ"の門間園長。
線量の高い渡利から西側へ移転しての経営は様々な条件が折重なり厳しい状態が続いてる。
園児も半数以下になった。
シュタイナー教育に根ざした自然から学ぶ方針は、原発事故の影響を強く受けた。
子供たちは元気だが、厳しい現実がある。
— 場所: 公式スポット 福島県 奥飯坂 穴原温泉/かむろみの郷 吉川屋

米沢避難者支援センター"おいで"

次は米沢避難者支援センター"おいで"の上野事務長。
小高の沿岸部で不幸が幸いして津波を何とか免れ、米沢へ避難、以後センターの中心として、状況変化によりスタッフが入れ替わる中、避難者を支え続けている。
僕も今回のような細かい経緯は初めて聴いたので、色々衝撃的な内容も。
常々仰られているのは
「我々だけが大変だとは思っていません、県内の方々も大変なことはもちろん承知しています。」
「福島県はもっとリーダーシップを発揮しなければいけない」
前知事に何度も提言されていたそうだが結局望みは叶わず
「残念ながらこの4年間は無駄な時間を過ごしたのではないか」
とかなり厳しい発言も。
平成の直江兼続。
初めてお会いした時から僕の中では一番「侍」なお方。
いつも後ろから見ていて目頭が熱くなるのはなぜなのか。
昨年、福大生の協力で自費出版した震災自伝はとても良い内容になっている。
— 場所: 公式スポット 福島県 奥飯坂 穴原温泉/かむろみの郷 吉川屋

原発に一番近い幼稚園

福島ツアー2日目。
午前はみっちり報告会。
各リーダーにお集まり頂いたので内容が濃かった。
トップバッター
南相馬市立大甕幼稚園の齋藤園長のお話。
震災当時の避難の様子や、2年目から赴任した大甕幼稚園について。
原発に一番近い幼稚園の園児達は元気なんです。
常々仰っておられるが、園長先生が一番伝えたいのは実はそこ。
とはいえ状況を取り巻く問題は様々ある。新年度は被災児童が入ってきて、ドキュメンタリー製作で追っかけているTV局の取材への対応に頭を悩ましているとか。
野ウサギの糞に困っているという意外な問題も。自然豊かな地域だからか。
はたまたイノブタ増殖と同じく原発事故の影響もあるのだろうか。
— 場所: 公式スポット 福島県 奥飯坂 穴原温泉/かむろみの郷 吉川屋

除染作業員の宿舎

最後に除染作業員の宿舎の横も通過。
仮設宿舎が立ち並ぶ。
 — 場所: 楢葉町

天神崎から

楢葉町が一望できる天神岬。
仮置き場を眼下に見下ろす。
凄く見晴らしは良いのですが、、、
(無料開放の温泉があるそうです。)
— 場所: 福島県双葉郡楢葉町 天神岬

山積みの仮置き場

楢葉町沿岸部には大きな仮置き場が。
7段くらい積み重なってるのは初めてみる。
(段積みのフレコンは一番上は中身が重りだそうです。)
 — 場所: 楢葉町

広野にて 

広野町内を通過。
左手に見えたのは根本金物店。
四年前に矢内さんを初めてお連れした時に立ち寄った。
2011年5月に初めて福島に来た時にも、人気のなさに恐る恐る立ち寄ったちょっと思い出の場所。
「物資?ここは大丈夫よ」
震災直後は復旧作業員が軍手など作業装備を整える最北端の店だったので、かなり売り上げは良かったと女将さん曰く。
まだお元気なんだろうか?

楢葉町沿岸部

楢葉町沿岸部。
津波で破壊された護岸堤が見られる。
 — 場所: 楢葉町

ふたば未来学園

ここからはふんばろう福島の矢内代表の案内で。
浪人侍のような無精髭に、サンダル、スウェットという予想外のアットホームスタイルで我々を迎えて下さった。
4月8日に開校した「ふたば未来学園」へ。

原発20km圏唯一の仮設商店街~ ここなら商店街

原発20km圏内の南部エリア最北端の仮設商店街。
スーパーには食料品や日用品なども。
今回私の父も参加していたのですが、福島の地酒が一般市場価格より安く売っていたらしく、帰り際に
「時間も推してるのですぐ出発しようと思いますが、どうしても買い物したい方いらっしゃいますか?」
と一応確認してみたら案の定ただ一人挙手をした。
「駆け足で買ってきて下さい」
と送り出した。
奥の焼き鳥が気になった。
— 場所: ここなら商店街

楢葉町役場にて

6号線を抜け楢葉町へ。
まず楢葉町役場にて除染対策課の佐藤さんからの説明。
土曜日にも関わらず迎えてくださいました。

南相馬の小浜沿岸部。

南相馬の小浜沿岸部。
19mもの津波が丘を越えて降りかかってきたエリア。
(社)はらまち除染テクノの齋藤盛男さんの案内で小浜から楢葉まで、除染の話などもご説明いただきました。
 — 場所: 原町区小浜

4/18-19 ふくしま被災地視察&花見山お花見ツアー

先週末の福島ツアー、これまでお世話になってきた皆様にご協力いただいてとても中身の濃い2日間になりました。
これぐらい詰め込んでやっと全体が少し見えてくるのかなと。
それぞれの立場で活動してる方々が集まったわけですが、何でしょう。
不思議な一体感というか、同じ方向を向いてるんだなぁと感じる心地よい場になりました。
我々はそれぞれを知ってるけど、皆さんはお互いを知らない。
それが今回やっと繋がったなぁと。
感謝です。
平田 誉典さんの写真


2015年4月9日木曜日

JUNG IL WOO x ふんばろうものづくりプロジェクト

ふんばろうのものづくりプロジェクトが韓国人気俳優チョン・イルとコラボするそうです。
撮影で使用した記事で作られたベア、かわいいです。(以下参照)
リンク→http://jiw-fc.jp/information/10014





2011年03月11日に発生した東日本大震災から4年が経ちました。東日本大震災におきまして被害に遭われた皆様に改めて心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に深くお悔やみ申し上げます。現在でも、復興はまだまだ進んでいません。被災地では今でも仮設住宅で暮らしている方々がたくさんいらっしゃいます。

チョン・イルさんとsmilwooでは、被害に遭われた皆様のために何か出来ることがないかとずっと話し合ってまいりました。このたび、「ふんばろうものづくりプロジェクト」とコラボして、チャリティオークションを開催することとなりました!

イルさん主演最新ドラマ「夜警日誌」(第4話エンディング及び第5話)において、イルさんのお母様が直接織られた布で制作された衣装をイルさんが着用され、韓国での放送時にも大きな話題となりました。去る3月24日に行われた「夜警日誌PREMIUM EVENT 2015」でもイルさんがお話になられましたので、ご記憶の方も多いかと思います。
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なんと、イルさんとイルさんのお母様のご協力により、特別にこの貴重な布を使って、「ふんばろうものづくりプロジェクト」にて、可愛らしいテディベアを制作して頂きました!一針一針、心をこめて全て手作業で制作されたテディベアです!応募方法はメンバーログイン後、「NEWS」よりご確認下さいませ。

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収益金は、東日本大震災の災害支援として「ふんばろうものづくりプロジェクト」を通じて、被災地の子供たちの支援にあてられます。

たくさんのご応募、お待ちしております。

2015年4月1日水曜日

鎮魂の植樹祭

週末は南相馬の萱浜にて植樹祭がありました。
市と森の長城プロジェクトと森びとらが協力のもとの大規模な植樹祭。

2000人募集でしたが最終的に2900人だったとか。
20000本の苗木は一瞬で植えられました。

大きな礎になりますように。

萱浜の御霊が安らかに眠れますように。