2014年12月9日火曜日

福島とウクライナの子供たちへクリスマスカードを届けよう






こちら、全国各地から続々とクリスマスカードが集まっております。
12月18日にウクライナへ発送予定です。12月16~17が福島で手渡します。
ご参加お待ちしております。

詳細はこちら↓
CheFuKoクリスマスカードプロジェクト2014

2014年12月5日金曜日

終わっていないから、やり続ける

http://www4.nhk.or.jp/fukushimazutto/x/2014-12-06/31/22630/


明日深夜、福島県立大沼高校演劇部のドキュメンタリーが放送されるそうです。



震災事故、原発避難者と向き合い葛藤しながら作りあげてきた演劇、、、
始めは「酷なことをするな」と思ったのですが、
そこで悩み成長していく生徒たちを見ると、彼ら彼女らは凄いなと思わざるをえません。
見て見ぬふりをする大人たちよりも、よっぽどしっかりしている。




そう考えさせられるひとつの取組みだと思っています。





以下サイトより引用。

福島県立大沼高校演劇部。東日本大震災以降、被災して避難している人たちの気持ちを、演じ続けている。その理由と描き続けるうえでの葛藤とは?顧問の佐藤先生に聞いた。
箭内道彦さんと合原アナウンサーが訪れたのは福島県いわき市。この日、福島県の高校演劇県大会が行われていた。震災から3年半、被災した人たちが今どんなキモチでいるのかを描いた大沼高校演劇部の舞台を鑑賞するためだ。現在の部員たちの中に被災経験を持つ者はいない。それでも佐藤先生は、生徒たちに仮設住宅を訪問させ被災者の気持ちを脚本や演技に反映させていった。「終わっていないから…」その言葉に込められた思いとは?
 12/7(日)午前0時~  NHK Eテレ


ごらんください。

2014年11月27日木曜日

森びとプロジェクト〜感謝の集いへ参戦!!

11/23は、足尾銅山の森林再生活動を10年前から続けてこられている「NPO森びとプロジェクト」の懇親会へ出席してきました。

南相馬の花見山プロジェクトでアドバイザーとしてお世話になったご縁でお誘いいただきました。




5月に南相馬の人達と植樹会に参加させていただいたことはありましたが、こういう集まりは初めてでした。
歴史とメンバーの温かみを感じました。



チェルノブイリの話もして欲しいということで、後半のスピーチタイムでは僭越ながら、皆さんの前で5分ほどお話させて頂きました。

CheFuKoでの温熱軍団の活動から、福島の被災者の現状、そしてチェルノブイリまで。


実はこの日、来賓で南相馬の桜井市長がいらしていたのですが、
2月の香港新聞社の取材同行の時に市長室で見た私の顔を覚えていてくださったらしく、
嬉しい限りでした。
二次会では桜井市長としばらく二人で話す機会もあり、

若い頃のお話から「自分に素直でありなさい」

というアドバイスも頂きました。ありがとうございます。



二次会では森びとの岸井成格理事長ともお話する時間があり、意外にも水俣の話で盛り上がりました。
成井理事長は新聞記者時代に、水俣の取材をしてショックを受けたことがきっかけで、
現在のようなライフワークをされているということでした。



私は始めてお逢いしたわけですが、成井理事長の運命というか、お役目というものを感じました。



私も福島原発の事故がきっかけで、水俣を視察に行き、そして事態の重みと、今後の予測など勉強になった経験があるので、やはり水俣病というのは大きなテーマなんだと、改めて感じました。



そんな感じで、毎年1000人規模の動員で植樹を続けてこられた森びとの皆さんをそのまま感じ取れるよい宴でした。

JRの労働組合が実働の中核となり、組織的にもかなりの強さをもっている森びと。
そうでありながら、どこか自由というか破天荒というか、良い意味で平等な雰囲気を感じる森びとさんは、とても長期活動の団体としてはとても学ぶ点が多いと感じました。


今後、南相馬の防潮堤への植林活動が本格化する中、私も現地でのつなぎ役として、微力ながら協力させて頂ければと思います。


ありがとうございました。













2014年11月21日金曜日

温熱練習会のお知らせ



2014年11月9日日曜日

ジバニャンが大人気

前回お休みしたので2ヶ月ぶりの、中央区での交流会。


子供たちの折り紙コーナーではジバニャンの作り方を教えていて、大盛況でした。

私もがんばって覚えました。




同時並行で大人たちは、弁護士さんを迎えての相談会。


昨年、福島県庁から要請されたアンケートでは、県外避難者に対し、福島へ戻りたいかどうかという趣旨の内容だったそうなのですが、こちらの交流会に参加している避難者の大半が

「わからない」


と回答されたそうです。
そうなるよなあ。

その後しばらくして私は出たり入ったりで話半分でしたが、


割と県の対応を批判する意見が見受けられたように記憶してます。

東京都は万全の受け入れ体制を作っていたのに、県からは何も情報が入ってこなかった、など。


いつまでも恨みつらみを言っててもしょうがないのですが、戻るか戻らないかの不安は、半分は放射能だと思うのですが、もう半分は県に対する不信感なんだなぁと改めて感じました。


今日もなんか引っかかる事がひとつ。
県の人が来るといっておいて、結局来なかったという。。。




そういう積み重ねなんでしょうね。

2014年10月31日金曜日

報告会を終えて、、、

先週、何とか無事に報告会が終わりました。。
(自分のプレゼンは無事ではなかったのですが、、、)

ふんばろうや、がんばっぺや、森びとプロジェクトさんや、、、、今回各方面から本当に有難う御座いました。

自分のレポートは反省多々あり。
チェルノブイリの話してると段々テンション下がってくるのです、やっぱり、、、


メインのチェルノブイリ映像がギリギリになってしまい、週末土曜から編集マンと殆どつめてるようなかんじで、、、完パケが当日の昼過ぎ。。。
ナレーションなどの声入れは昨日の23:00までやっていただいたり、、、


今回の編集に関して、福島の何かしらに携わったことのある、思い入れのある方が自然とキャスティングされたり、、
不思議なご縁でした。

映像編集を受けてくれた方は、浪江焼きそばのドキュメンタリー番組を企画していた方で、
「おいでよって言われていて、でもしばらく連絡してないんだよなぁ」
という方で、福島の話で盛り上がるうちに、チェルノブイリの映像ももの凄い想い入れを持ってとりかかってくれて、、、渡された映像の元データに問題があったため、二日間二人で詰めても四苦八苦だったのですが、、、

前日に入れたナレーターの方も、以前福島や北茨城の復興関係のお仕事に携わっていたとかで、、、翌日の本番も報告会に来ていただきました。



報告会終了後、映像編集を取りまとめてくれた社長サンに御礼の電話をしたら
「ナレーションも普段より何か良かったからなぁ、神がかってたよね、、、あなたがいたからできたんだよ」
というお言葉を頂き、
「まじか、、、」
とちょっと泣きそうになりました。
今回も色々お力をお貸し頂いてたようです。

福島のこひつじ幼稚園の園長先生も、前日に「参加できるようにお祈りしておきます」という状況ながら、急遽お越しくださりとても温かいお話をいただき。
これまた私には神がかってるなぁという熱の入りようで。。。

初めて震災当時のお話をお聞きして、この方はやっぱり凄い方なんだなあと
改めて思い知りました。
そういう方が支えているかた、園児たちも元気でいられるのです。


色々なご縁に支えられて、何とか乗り切れた。
有難う御座いました🙏

そんな裏話。
不思議な一週間でした。

2014年10月16日木曜日

リスク増加中の南相馬の交通事故




一昨日と昨日、福島へいってました。

初日は南相馬でしたが、宿泊拠点の仮設住宅の近くで女子高生がダンプに跳ねられる事故が。

その話を聴いた、いつもお会いする浪江の方が
「6号線が開通して交通量が増えたから危ないのよね」
とのこと。
さらに
「車きてるのにお年寄りが車道の真ん中歩こうとしたり、横断中に止まったり、なんかおかしいの。皆んな麻痺してる」
という、ちょっと衝撃的な話を今回は伺いました。

翌朝、確かにダンプの交通量は凄い。
おじいちゃんが赤信号なのに危うく渡ろうとする場面に、出くわしました。

色々心配です。

若くして亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
新聞に運転手74歳とか書いてあったなぁ、、、

2014年10月10日金曜日

飯舘村あいの沢 清掃プロジェクト

先日ご紹介いただいたイベントなのですが、残念ながら今回は参加できずなのですが、

ご興味ある方はぜひ足をお運びください(明日なんですが、まだ間に合う、はず)。

ことの発端となっている俳句のイベントが、凄く興味深い取組みです。


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「第2回 飯舘村あいの沢 清掃プロジェクト」
■ 開催日 2014 年 10 月 11 日(土)
■ スケジュール(予定) 10:30 集合(福島駅)~飯舘村あいの沢へ飯舘村のバスで移動
11:30 作業開始
13:00 作業終了 ~コンサート会場の飯舘中学校までバスで移動
13:30 昼食(昼食・飲み物は各自ご持参ください)
14:00 ミニコンサート鑑賞(合唱団「とも」、飯舘お母さんコーラス)
15:30 福島駅へバスで移動
16:30 福島駅着、解散
■ 清掃場所 福島県飯舘村「あいの沢」
■ 参加予定者 飯舘村民、黛まどか(発起人代表)、木村英輝(画家)
愛の句碑作成者、過去の日本再発見塾参加者 ほか
■ その他 当日の詳細や注意事項は参加者の皆様に後日あらためてご連絡いたします。
※清掃用の道具等はご用意いたします。
<お問合せ先> 「飯舘村あいの沢 清掃プロジェクト」事務局(構想日本内:田中 俊)
電話:03-5275-5607 E-mail: tanaka@kosonippon.org

2014年10月7日火曜日

被災者の疲労がピークに

河北新報でこんな記事を見かけた。

「心身とも限界」。。。

よくわかる。


私も毎月、南相馬と福島で、温熱マッサージという形で被災者の身体を触るので「限界にきている」というのが良くわかる。
ここ心身の疲労がピークにきてると感じます。

年月の経過で疲労がとれていくわけではない。
根本的に解決できないと、生活再建の見通しが少しでもたたないと、疲労は蓄積していくばかり。

心も身体も凝り固まってしまうと、自分からどんどん前に動き出すことも難しくなってくる。

悪循環だ。


行政は医療と民間療法と組んで、もう少し被災者の心身のケアを本気で考えて欲しい。


あくまでつなぎでしかないかもしれないが、それが求められている時だ。


そしてこれは、福島では被災者に限った話ではない。
被災者を支援している、福島の人もまた、様々な面で疲労がピークに達している。


仮設生活 心身とも限界/(3)避難長期化/福島知事選「復興の論点」(河北新報)



2014年9月30日火曜日

自然災害の多発

最近、自然災害が本当に多いですね。

御嶽山の噴火はショックが大きかったです。

なぜなら8月に御嶽山へ修行に行ってきたから。縁あって御嶽行者の一年の始まりの修行である登拝に参加してきました。

実はチェルノブイリから帰ってきてから体調を崩したりもあっての修行への参加だったのですが。。。

滝にも山にも神様がいるんだなぁと実感せざるを得ないくらい、たった一度の参加で教わるものが多い修行だったのですが、まさかこんなことになるとは思いもよらず、非常にショックを受けてます。

東日本大震災以降、全国的に自然災害が多いと感じますが、御嶽の行者さん的には今の人間の行いに神様が怒っているそうです。
神様的にはこれから10年のうちに大きな自然災害が起こり得ると。

そんな事はさておき、いずれにせよ、自然災害への意識というのは今まで以上に高く持たなければいけないでしょう。
と今回の御嶽山噴火で改めて感じました。

私も山はよく登りますので。

自然は偉大です。
優しくもあり、厳しくもある。
人間の力でコントロールできる代物ではない。

そんな自然に恵まれた日本人は、改めてそのことに向き合わないといけない。

他人事ではないんです。

自然と向き合って暮らしていくことが、

日本人としての宿命であり、
日本人としての生き方であり、
日本人としての在り方ではないでしょうか。


亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします





コスモス畑〜南相馬〜太陽の郷

南相馬の20km境界の6号線沿い、セブンイレブン隣。NPO太陽の郷里山交流協会によるコスモス畑、満開のようです。

週末、南相馬の自治会長さんが畑の写真送ってくださり満開を知る。

その前の週にコスモスの花摘みイベントがあったにも関わらず、まだまだ咲いてる様子。

見に行けるのは再来週の温熱の時かな。

通り掛かりの際には是非見ていただきたいです^_^


2014年9月10日水曜日

田舎暮らししたい方いらっしゃいませんか?

【田舎暮らししたい方いませんか?】
米沢の駅から車で20分程度の場所で物件の買主探している方がいらっしゃいます。
家と畑、あわせて300坪。不動産屋では200万円〜のようですが、家を引き継いで頂ける方がいるのであれば「値段が問題ではない」ので価格はご本人と相談可とのことです。
宅地にして売ってしまうより、そのまま引き継いで頂ける方がいれば嬉しい、、、とのことです。
家は何度か増築していて古いのですが、雰囲気あります。倉庫が二つあり、除雪機もついてます。
家の向かいには、これまた雰囲気バッチリな天神天満宮が構えているので、自然と向き合いながら慎ましく生活したい方にはまたとない好物件だと思います。
(やるべきことなかったら私は引越したいくらい)
米沢駅から車で15分程度。
この案件、不思議なご縁で(図られたのだろうが)売主さんとお会いしたら、石巻の渡波で被災されている方でした。
話を伺うとご両親は被災された娘さんへの心労でお父様がその年の7月に亡くなられ、あとを追うようにお母様も49日に急に亡くなられたそうです。たまに渡波から米沢に来て少しずつ片付けられていたそうですが、身内は離れているので実家は手放したいそうです。
何かご縁のある方に住んで頂くのが収まりがつきそうな雰囲気なので、ピンときたらご紹介下さい。











2014年9月1日月曜日

チェルノブイリ報告会のお知らせ!!

10/23(木)にCheFuKoのチェルノブイリ報告会を行います。
現地映像交えながらレポートさせて頂きます。
ぜひご参加ください!

【イベント】チェルノブイリ・ウクライナCheFuKo支援訪問全報告
【日付】2014年10月23日(木)
【時刻】17:30~ ※開場17:00
【場所】御茶ノ水ファーストビル8Fセミナールーム
【参加費】 無料 2,000円(参加費はチェルノブイリ支援の活動に使わせていただきます)
【お問合せ】     tel 03-5577-3155        mail: info@chefuko.org


お申込みフォームはこちら







2014年7月1日火曜日

2014/6/30 ウクライナ一日目

ウクライナへ来ております。

初日は市内観光的な感じで

メインだったチェルノブイリ博物館はHP上はやってるはずでしたが、憲法記念日のため休みというハプニングもありましたがウクライナという国について少し理解できたかもしれません。




かの独立広場も。




今日からいよいよチェルノブイリへいってきます。


2014年6月24日火曜日

2014/6/21 一面コスモス畑へ!

南相馬の原発20kmライン手前の太陽の郷にて、コスモスの種蒔きを行いました。

タネをパラパラとまくだけ


と甘くみていた参加者が半数


うなった田んぼを歩き回るのは結構大変です。

まず石灰でラインを引く。


そこに、どこに蒔いたか目印になるように黄色い鹿沼土と混ぜたコスモスの種を均等にまいていく。



実はここは昨年から始まっているので、昨年落ちた種を計算しての種蒔きでした。

来月末頃から段々6号線沿いが彩られるでしょう。

お近く通りかかる際はぜひチェックしてみて下さいね。

お楽しみに^_^



小耳に挟んだ話ですが、小高の方々の間で、殺風景になってしまっている地元に花畑を作りたいという意見があちこちからでてきているそうです。
皆気持ちは一緒。

6号線沿いが花で彩られる日がくるのでしょうか。

今後に期待してます。

2014年5月30日金曜日

来月チェルノブイリへ

6/29〜ウクライナへ行ってきます。
CheFuKoとして、Kievで視察、Chernobylを視察、Zhytomyrで視察と支援。
今スケジュールを現地のカウンターパートと詰めております。

もともと9月に温熱軍団を派遣する予定でいて、6月に先遣隊を派遣しようという話になった途端、政権がひっくりかえって一旦様子見の状態でした。
そこにタイミングよく4月頭に先方から支援依頼のお手紙をメールでいただき、やはり行こうという話になり、先月から動いています。
在日ウクライナ大使館やら外務省やら教会やら、、、色々情報収集しておりました。
そこらへんは別に書きたいとおもいます。

あと一ヶ月切ってしまったのでできればご寄付にご協力頂けると助かります。
現地で直接本人のご自宅に伺って様子もみさせてもらって、寄付金を直接手渡す段取りでくんでおります。その上で、ご報告もさせていただきます。



詳細はこちらをご参照ください↓

CheFuKoウクライナ支援プロジェクト第一弾
「ドミトロちゃんを救おう!」





また、ウクライナ訪問の前半はチェルノブイリツアーを申し込み、視察してきます。
昨夜、一日工程では原発内の見学は難しいということがわかり、二日行程で予定を組みなおそうというところです。
社長は「原発内はできれば、でいい」と言っていたのですが、せっかく行くのだから、見るとこ見ないと意味がないかなと、、、とうか個人的に行きたいわけです。


ウクライナお詳しい方、情報お待ちしております。

2014年5月27日火曜日

足尾 森びとプロジェクト 植樹祭 (2014/5/24 )

先週の土曜は足尾へ行って来ました。

植樹です。


先月、南相馬の太陽の郷でお世話になった足尾の「森びとプロジェクト」の高椅理事のお誘いで、森林再生プロジェクト10年目という節目での植樹祭でした(参照)。
南相馬の太陽の郷の方々も、森びと南相馬支部ご一行として参加されました。


参加者総勢450名。
植樹本数3534本。
所狭しと植えまくる様子は、花見山とは全く趣が違う。


それもそのはず、鹿が若い木を食いまくっているからです。
その他、猿や猪など害獣は沢山いるらしいですが、それらの中で兎に角鹿らしいです。
帰り際、植樹エリアをゾロゾロと下山中に鹿が4匹がちゃんと現れました。
メチャクチャ速いです。
人間は足にも及びません。
鉄柵を作っても何処ぞから侵入してくるそうです。

この動物たちから生き残れるかどうか以前に、着荷率という問題もあるため所狭しと植えてもある程度間引かれてしまいます。

初めて訪れた足尾でしたが、山のハゲ具合にやはり驚きました。
採掘場のある渓谷沿い一体が亜硫酸ガスが流れてはげているのです。
丸々木などなくなっている山もあり、当時は一体どれほど酷い有様だったのかが想像し難い。

着荷率という言葉が使われるように、当初は丸裸の山肌に植物を植えようにも定着させること自体が非常に困難だったそうです。
土の板のようなものを杭で斜面に打ち込み固定してそこに植物を植えていくという、まさにゼロからのスタート。
10年経った今の状況を見るとどれ程大変だったのだろうと考えてしまいました。

最初は独自の方式に批判もあったようですが、実際に再生してきているため最近では林野庁にも認められ、森びとさんは徐々にその価値を認められてきているそうです。
日本発の技術として世界に認められる日も近いのかもしれません。
一昨日の22日は天皇皇后両陛下が訪問されたそうです。(こちらを参照

願わくは福島の復興のヒントも見つかれば嬉しいですが、、、


足尾銅山は日本第一号の公害に位置付けられます。
今回は植樹のみだったので、もう少し闇の部分についてもお聴きしたかったなと思いました。

そんなふうに考えていた矢先、先ほど森びとの高椅理事からお礼の電話を頂き「一日かけて、歴史も含めて案内するから時間ある時に来てよ」と有難いお誘いが。
次回は足尾銅山ダークツーリズムといきたいところです。


岸井さん、宮脇さんの挨拶

   奥は銅採掘のカスを山にまいて黒いそうです。

そこらじゅうに穴を掘ります。間隔は1mもなかったかと

30〜50cmの直系と深さで穴を掘ったら、堆肥と黒土をまぜて3分の1程度までいれてよく混ぜる。その上に苗をおいて掘り起こした元々の土をやさしくかぶせる。
最後に過ぎの木のクズを保湿と肥料効果を狙って苗の周りにしきつめます。
みなさん「マルチ」と呼んでいた。


この人数で


植樹しまくりました
写真正面奥の斜面が10年間植樹してきた山。
標高差約100m。かなり急斜面です。普通に登山です。

植樹の年度毎にエリアが分かれている。


7合目くらいまで登ったところ

とにかく周囲の山が立派で、正直登山したくなりました


写真ではわかりづらいですが、鹿が若い木のさきっちょを手当たり次第食べています。
おいしいんでしょうね。
下山する時、4匹出て山を駆け下りていきました。
人間ではとても追いつけないほどもの凄く早い。
鹿との闘いが一番大変そうでした。


鹿が4匹。駆ける。



参考リンク
森びとプロジェクト委員会

足尾鉱毒事件

2014年5月26日月曜日

2014/5/20〜21 温熱軍団@福島

今回のCheFuKoによる温熱軍団は、3月に初めてお邪魔した南相馬の牛越第二仮設と福島のこひつじ幼稚園も合わせて4箇所で施術ボランティアをさせていただきました。

南相馬の仮設は初めて自主サロンでの開催でしたが、自治会長さんに告知のご協力いただき11人ほど来て頂きました。一人当たり40分でじっくり施術できたので、これぐらいが逆にちょうどいいようです。

仮設組が一通り終わって、美容室わたなべへ戻ると例のように色々皆さんが作ってきてくれたおかずが沢山並んでいました。
最後は一番若い私が全て残さず食べきる流れになり、飲み会を待たずして満腹に。
わたなべさんのところにはふんばろうの緑プロジェクトで花壇を作って頂いたのですが、手入れがされており、満開でした。感謝。


18時に南相馬を発ち、福島の花見山へ。

翌朝は7時過ぎに寝床を抜け出し、花見山を散歩しに。
ちょうど浪江から避難されてるスタッフの方が朝の見回りに到着し、一緒に山をぐるっと見廻りしました。
カキツバタ

ミヤコワスレ


いつものように花木の説明をしながら、この時は色んな話をして下さいました。

ここは除染に出稼ぎに来ている方が最初の研修なんかで山作業の現場に入れられることがあるのですが、そういった方から「賠償金もらってるのに働く必要あるんですか」などという言われ方をされたり、「最近風当たりが冷たいんだよ」と色々悩み事を打ち明けてくれました。
かなり話題になっていた「美味しんぼ騒動」にも触れてくれて、「風評被害だのなんだのと批判されているけど、内容を良く読んでみると、当時思い当たることが色々描かれている。問題提起としては良かったんじゃないか」というのが当事者の一人としての率直なご意見だったようです。

見廻りから宿舎に戻ってくると、間も無く朝礼開始。
生憎の雨でしたがあるスタッフさんの強い希望で表の草刈りをやりました。この時、その方が私の母校の一期生だったことが発覚したのは驚愕でしたが。


開始一時間ほどで雨も強くなり草刈りは中止。

あとは午後のこひつじ幼稚園まで雑用を探しながら手持ち無沙汰な時間を乗り越えました。雨が降ると基本的に外の作業はないようです。

午後は2ヶ月ぶりのこひつじ幼稚園へ。
初めて訪ねた時よりは園長先生達も明るい雰囲気でしたが、相変わらずお忙しいようでした。
ちょうど子供たちの歯科検診があり、歯科医の先生も園長先生の強いすすめで温熱をうけられました。
その後は子供2人が温熱にきょうみしんしんですすんで受けてくれました。

最後にはまた沢山お土産をもらって、一同東京へもどりました。





今回も皆様に感謝。




追伸:今回花見山のお父さんにタケノコをお土産にもらったのですが、絶品でした。