2013年7月19日金曜日

がんばっぺ〜佃・シニアサロン もんじゃ焼きー福島産野菜の是非



7月13日、第七回目の『がんばっぺ〜佃・シニアサロン』が中央区月島社会教育会館で開催されました。

前回レポートさせて頂いたように、こちらの企画は


「地域のシニアグループが巻き込みながら福島の方も一緒に活動しよう」
という地域密着型の下町人情あふれるユニークな企画です。



私の入塾している志塾の塾頭・日高さんは私の前回のレポートを見て
「素晴らしい取り組み。今の日本では絶滅してしまったもの」
という表現をされていました。
かつての日本にはあって今の日本にはないもの。
自助・共助の世界。




さて、私は前回に続いてこれで二回目の参加となりますが、
今回は人気定例行事のもんじゃ焼きがメインでした。

参加者が集合すると早速調理の準備に。



まず最初に毎回ソースを提供して下さっているブルドッグソースの本村さんの
実演指導。
それから皆で調理にとりかかります。


キャベツを刻んで、生地を作って、ホットプレートを準備して、、、

私が慣れない手つきでもんじゃを焼いていると、代表の皆川さんは月島の人間としては黙っていられない様子で「こうやるんだよ」ともんじゃ奉行のご指導を頂きました。

もんじゃがなくなってきたらオニギリを各自握って食べて、、

学校の調理授業と違って、作りながら食べながら進行していき
ちょっと行儀が悪い感じしたが、あっというまにお昼ご飯は終わってしまいました。



午後は談話室で無料バザーと地域の医療法人理事長による健康相談セミナーでした。


今回もあっというまの半日。
やはりシニアサロンの皆さんはエネルギッシュだなと実感しました。


そういえば前回いらしていた近所のおじいさんが今回もいらしていたのですが、前回より表情が明るくなっていて、少し周りとも会話を交わせていたのが印象的でした。
地域のコミュニティとしてもしっかり成果が出ていると私は思いました。





今回は福島の方が開始前に既にいらっしゃっており、その中でお一人、
早稲田の集いで熱く語っていた大熊町のおじさんがお見えになっていたので、少し話しを伺いました。


前回お話した時は、「賠償金は生活を再建するために、自己投資のために使わなきゃいけない。あちこち廻ってそう言ってやってるんだ」とおっしゃられ、大熊町で経営していた食堂を、いわきの小名浜で再開する準備中でした。

準備は順調にいっているようで、9月頃にはお店が再開できるようです。
再開したら是非食べに行きたい、と伝えました。
再来月どなたか一緒にいきませんか?





追記

「がんばっぺ」が終了したあと、皆川さんのお誘いで外部参加者一同でもんじゃ焼きに行きました。
色々それぞれの活動や思いなどを共有したのですが、皆川さんの色々な葛藤が印象的でした。
今回の企画も「福島の野菜を使います」という内容があって、避難者への配慮を考えると私も正直「大丈夫かな」という懸念があったのですが、「参加者に選択肢を残しつつもちょっとずつ一緒に前へ進みたい」という皆川さんの想いがこもっていた事を知り、んー言葉でうまく言い表せないのですが、学ばせていただきました。


単に不安や懸念を避けるだけじゃいけないですね。









追記2

依然と続く風評被害ですが、しっかり測定している福島県産はそれだけで安全度は一番高いのではと思います。
他の地域の測定状況はどの程度のものなのかが気になります。
チェルノブイリでも事故経過後の被曝状況は、警戒区域内に戻った住民より、区域外に指定された近隣区域のほうが被曝がひどかったそうです※。
(※参考「チェルノブイリ報告」岩波新書/広河隆一:著)
なぜなら、区域内の住民は危険を避け外部から安全な食物を取り寄せて生活していたのに対して、区域外の住民は「安全」と線引きされて油断して汚染されたその土地のものを食していたそうです。
漠然とした風評被害はもう終わらせるべきと思う一方で、長期的に注意を払う必要はあると思います。



先日初めて知ったのですが、神奈川県のスーパーでは福島産の野菜は普通に置いてあって、普通に売れているそうです。
一方で東京や埼玉のスーパーでは福島産はほとんどみかけないそうです。
私も横浜市民なのでそういわれると確かにそうだな、と初めて気づきました。
なぜなんでしょう。





0 件のコメント:

コメントを投稿