2013年3月28日木曜日

伝えることの意義

http://hukkoushien-ulftorio.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html?m=0

先日、参加した復興イベント「紫苑」について所感を書かせて頂きましたが、ひとつ大事なことを書き忘れていました。

本日、Facebookで主催者からその事についてコメントを頂き、思い出したので追記しておきます。





このイベントまで、私は首都圏での震災関連イベントに正直な所あまり関心がなかったのですが、この日の体験がきっかけで震災を知ってもらうための活動が重要だなと感じました。
イベントが始まる前、会場入りし、リハを控え展示されていた被災地の写真を見ていたら主催者の同僚の方のお子さんが写真をみながら近くにいた私に「これ、雨でなったの?」と尋ねてきました。
男の子が指してた写真は石巻の津波直後の水没した街並みを、おそらく救命ボートから撮影したもの。
私は反射的に「津波だよ」と答えたのですが、次の瞬間ふと我にかえり、「ああ、子供には大雨の洪水に見えるのか。知らないと津波が想像できないんだ」と半ばショックのようなものを感じたのでした。

その後、主催者の挨拶で「現地で被災地が忘れ去られるのが怖い、という声が一番多かった」という話があり、それから被災者の体験談というものを久しぶりに生で聴いて『語り継ぐ』ことの意義を強く感じたのでした。

二年目が過ぎ自分も風化を強く感じます。
震災は皮肉にもいろいろな事を気付かせてくれたはずですが、その教訓を大切にできている人は徐々に減ってきているように感じます。
あの時、自分はどうだったか、自分はどう感じたか、どうしようと思ったか、何が大切だと思ったのか、を振り返って欲しい。


被災者の復興への道程はまだまだこれから、ということもありますが、それだけではなく今の日本は同じ様な震災が一度起これば、自分が同じ様な境遇に陥る可能性が高い脆い状態です。

そうならないために自分の生活を見直し、何を選ぶか、何を捨てるか、を一人一人が考えなければいけないと日々感じる次第です。

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