先週の土曜は足尾へ行って来ました。
先月、南相馬の太陽の郷でお世話になった足尾の「森びとプロジェクト」の高椅理事のお誘いで、森林再生プロジェクト10年目という節目での植樹祭でした(参照)。
参加者総勢450名。
願わくは福島の復興のヒントも見つかれば嬉しいですが、、、
写真正面奥の斜面が10年間植樹してきた山。
標高差約100m。かなり急斜面です。普通に登山です。
参考リンク
森びとプロジェクト委員会
足尾鉱毒事件
植樹です。
先月、南相馬の太陽の郷でお世話になった足尾の「森びとプロジェクト」の高椅理事のお誘いで、森林再生プロジェクト10年目という節目での植樹祭でした(参照)。
南相馬の太陽の郷の方々も、森びと南相馬支部ご一行として参加されました。
参加者総勢450名。
植樹本数3534本。
所狭しと植えまくる様子は、花見山とは全く趣が違う。
それもそのはず、鹿が若い木を食いまくっているからです。
その他、猿や猪など害獣は沢山いるらしいですが、それらの中で兎に角鹿らしいです。
帰り際、植樹エリアをゾロゾロと下山中に鹿が4匹がちゃんと現れました。
メチャクチャ速いです。
人間は足にも及びません。
鉄柵を作っても何処ぞから侵入してくるそうです。
この動物たちから生き残れるかどうか以前に、着荷率という問題もあるため所狭しと植えてもある程度間引かれてしまいます。
初めて訪れた足尾でしたが、山のハゲ具合にやはり驚きました。
採掘場のある渓谷沿い一体が亜硫酸ガスが流れてはげているのです。
丸々木などなくなっている山もあり、当時は一体どれほど酷い有様だったのかが想像し難い。
着荷率という言葉が使われるように、当初は丸裸の山肌に植物を植えようにも定着させること自体が非常に困難だったそうです。
土の板のようなものを杭で斜面に打ち込み固定してそこに植物を植えていくという、まさにゼロからのスタート。
10年経った今の状況を見るとどれ程大変だったのだろうと考えてしまいました。
最初は独自の方式に批判もあったようですが、実際に再生してきているため最近では林野庁にも認められ、森びとさんは徐々にその価値を認められてきているそうです。
日本発の技術として世界に認められる日も近いのかもしれません。
一昨日の22日は天皇皇后両陛下が訪問されたそうです。(こちらを参照)
一昨日の22日は天皇皇后両陛下が訪問されたそうです。(こちらを参照)
願わくは福島の復興のヒントも見つかれば嬉しいですが、、、
足尾銅山は日本第一号の公害に位置付けられます。
今回は植樹のみだったので、もう少し闇の部分についてもお聴きしたかったなと思いました。
そんなふうに考えていた矢先、先ほど森びとの高椅理事からお礼の電話を頂き「一日かけて、歴史も含めて案内するから時間ある時に来てよ」と有難いお誘いが。
次回は足尾銅山ダークツーリズムといきたいところです。
奥は銅採掘のカスを山にまいて黒いそうです。
そこらじゅうに穴を掘ります。間隔は1mもなかったかと
30〜50cmの直系と深さで穴を掘ったら、堆肥と黒土をまぜて3分の1程度までいれてよく混ぜる。その上に苗をおいて掘り起こした元々の土をやさしくかぶせる。
最後に過ぎの木のクズを保湿と肥料効果を狙って苗の周りにしきつめます。
みなさん「マルチ」と呼んでいた。
この人数で
植樹しまくりました
標高差約100m。かなり急斜面です。普通に登山です。
植樹の年度毎にエリアが分かれている。
7合目くらいまで登ったところ
とにかく周囲の山が立派で、正直登山したくなりました
写真ではわかりづらいですが、鹿が若い木のさきっちょを手当たり次第食べています。
おいしいんでしょうね。
下山する時、4匹出て山を駆け下りていきました。
人間ではとても追いつけないほどもの凄く早い。
鹿との闘いが一番大変そうでした。
鹿が4匹。駆ける。
参考リンク
森びとプロジェクト委員会
足尾鉱毒事件
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