2011年10月27日木曜日

吉田松陰

先週末、山口県の萩・下関にて吉田松陰の勉強会に参加してきました。
私は被災地支援は日本の立て直しにつながって行くと信じているので(つながらないと日本は終わりだと思っている)こちらにFacebookで書いた内容を転記させて頂きます。
※以下




【下関・萩】
山口県の萩・下関にて吉田松陰の勉強会に参加してきた。
歴史(年表)は好きではないのだけれど非常に感化される二日間だった。
塾生の発表、講義、留魂録の輪読や関連遺跡見学。
中でも衝撃的だったのは萩にある松陰の叔父・玉木文之進の旧宅にて行われた松陰研究者の岡田幹彦先生の講義。

松陰ゆかりの地で六畳一間に全員座しての講義がさながら松下村塾だったためか、岡田先生は感極まり何度も目頭を熱くして吉田松陰の神髄を語ってくれた。
日本とはどういう国なのか、日本人としてのアイデンティティーを突きつけられた。
何とも言えない感情がこみあげ、途中から涙を抑えるのに必死だった。
先生の涙に誘われてではない。
「日本とは」を滔々と語る松陰の言葉が妙に心をえぐってくるからだ。
歴史の話で泣くとは思いもよらなかった。

そして岡田先生の吉田松陰への強い愛を感じた。
ここまで自分の敬愛する人物をうれしそうに、しかも涙を浮かべながら他人に力説する人は、宗教信奉者でもそうはいまい。

私達は自分の国と歴史を知らなさすぎる。
そう感じた。
考え方、好み、人それぞれだが、日本の根源を語る吉田松陰の言葉は無視できないものと思う。
今の日本のあり方に疑問を感じるならば、岡田幹彦先生の語る吉田松陰を一度是非聴講して頂きたいと思う。
そこに問題の根源がある。

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