2011年9月19日月曜日

義援金の行き先

震災当初、多くの人が義援金としてお金を募金した。
私もその一人。
何もしないよりは、と思い迷いもなく募金した。
少ししてから「どうやら日赤の義援金はすぐ被災者に届くわけではないらしい」
ということがわかった。
それを知ってから義援金より直接届く形で支援したい、と支援物資等の直接生かされる形の支援に変えた人は多いと思う。


先日、南相馬を訪れた時、地元の支援者の話を聞いて少しがっかりしたのは義援金が届いたとしても使われ方は被災者次第なのだということ。

話によると南相馬では義援金の大半はパチンコ代に化けているらしい。。。
地震、原発事故が起きてから割と早い時期に、地元のパチンコ店に開店を要望する人が多数いたとのこと。
営業している店もほとんどない状態の中で、パチンコ店は唯一大盛況で営業していたとのこと。
地元民であり、支援者でもある彼は少し残念そうにこのことを話てくれた。

義援金が娯楽に使われているとなると、ちょっと残念ではある。
一時的な心のよりどころとしての役割もあるだろうから、一概に悪いとは言えないが。

お金がなければどうしようもないが、お金以外の部分が大切なんじゃないかと思う。
こういう状況だからこそ、やはり必要なのは直接的な支援ではないだろうか。

現地へ赴いて、地元の方の声を聞き、心に寄り添い、直接手伝う。
ここにお金を使ったほうが遥かに被災地の今後のためにはなるのだろうか、とも思う。









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