2011年9月23日金曜日

県外避難について

今日は大手町で、都内に避難している避難者の子供向けワークショップを行おうという企画のミーティングに参加。

 ふんばろう関係の方々で動いているのを嗅ぎ付けて参加したわけだが、成り行きで自分も3回ある研修に参加し、ワークショップのお手伝いもすることになった。 
きっかけ作りとしては悪くないと思う。
 CSKという会社がもともと持っているプログラムを利用させてもらう形になるが、子供を集めて何かを企画をする際にもスキルは役立つと期待する。

 先日、ツイッターで「山形県知事が県外避難者への支援を訴えていた。素晴らしい」
というような(ちょっと曖昧だけど)ツイートを見かけた。 これは恐らく、「素晴らしい」と評価されるものではなく、県外避難者を受け入れる側としても切実な問題があるからだと思う。

 私の実家の米沢では原発事故直後、南相馬市民がごっそりと避難してきた。
今はその中で地元に戻っている人もいて、そのかわり、福島市等で子供を抱える家族が避難、もしくはこれから避難してこようとしている。
米沢へ避難しようと思っても、生活品(家電等)の兼ね合いもあって、すぐにはできない現状もあるようだが。。。
 で、切実な問題とは雇用である。
 もともと田舎は仕事がそれほどない。
 そんな中、米沢市では福島県からの避難者を雇用した企業に一人あたり、補助金のようなものを出し、採用を促す制度をとっている。 これで困ってくるのは当然米沢市民だ。 
極端に福島の人に仕事が取られるとは思わないが、自分が経営者だとして考えた場合、苦難な状況を抱えた人の方を応援したいし、仕事も頑張ってくれるように思ってしまう気がする。

 もし、そうなった場合の地元人の不利な状況はなんとももどかしい。 
都内へ避難してる世帯でも旦那さんは福島に残って仕事をしている「逆単身赴任」的なケースもあるので、一概には言えないが、今後地元の雇用に問題が生じてくるのは間違いないと見ている。 そういう状況もあるので、自分はやはり県外避難者もスルーできない問題になっている。

また、 県外避難によるコミュニティの崩壊も気になっていたが、今日参加したミーティングで、都内避難の一部の住宅では互助会(自治会のようなもの)が先日結成されたらしく、それを聞いて少し安心した。 被災地の仮設と同様、あるいはもっと複雑に県外避難世帯住宅地もコミュニティーの問題がある。 色々不満やら気に食わないことは有るだろうが、お互い助け合っていける環境を作らないことには次に進めないと思う。 
子供向けの企画をきっかけに、親同士のコミュニティ作りの足がかりを作れれば良い。

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